ポーランドの裁判所、プロの翻訳者とは何かを定義

世界翻訳ニュース

ポーランドで昨夏、翻訳会社がクライアントに翻訳料金の支払いを求める訴訟が棄却された。この裁判に専門家証人として出廷したWojciech Woloszyk氏の今年2月の記事によると、出版が前提だったその2013年のプロジェクトに、翻訳会社が翻訳者としてアサインした学生は、成果物の92%に無料のGoogle翻訳を使用しており、クライアントは、成果物は大幅な納期遅れの上、低品質だったために別の翻訳会社に再翻訳を依頼しなければならなかったと主張していた。翻訳会社は判決を不服として控訴している。同氏が知る限り、本裁判は無料の機械翻訳ツールを使用する上での翻訳会社の守秘義務や知的所有権、翻訳者の翻訳品質を監督する責任に関するポーランドで初めての判例になるという。