2024年10月の米国切削工具受注、前月比12.6%増の2億1,250万ドル

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米国製造技術協会(AMT)と米国切削工具協会(USCTI)が共同で取りまとめた「切削工具市場レポート」によると、2024年10月の米国における切削工具出荷額は2億1,250万ドルとなり、前月比で12.6%増加したものの、前年同月比で0.2%減少した。年初来の累計出荷額は、前年同期比0.6%増の20億7,000万ドルとなった。累計額の増加率は2024年4月以降、毎月低下が続いている。

 

USCTIのスティーブ・ボイヤー会長は次のように述べている。「2024年が終わりに近づくにつれ、米国における切削工具の受注は大幅に減速している。過去5か月のうち4か月は前年同月を下回っている。不透明な政治情勢、切削工具の大口需要家による操業停止、高金利に伴う継続的な課題など、複数の要因がこの落ち込みの原因となっている。しかし、いくつかの主要産業で2025年に予定されるプロジェクトがあることや、緩やかな金利低下がすでに観測されていることなどから、今後については楽観的な見方もある」

 

米国の切削工具メーカー、アライド・マシン・アンド・エンジニアリング社の上級副社長でオーナーでもあるスティーブ・ストーキー氏は、「このデータは、われわれの多くが実感しているように、軟調な景気が続いていることを示している。景気予測では、現在が底であり、今後は改善へ向かうとみられる。ただし、好転するまでにはしばらく時間がかかる」と話す。

 

「切削工具市場レポート」は、切削工具技術・製品の開発、生産、流通を代表する2大業界団体である米国製造技術協会(AMT)と米国切削工具協会(USCTI)が共同で取りまとめており、製造工程の主要消耗品である切削工具について、米国製造業における消費データを毎月報告している。切削工具の消費データは、実際の生産水準を正確に示す尺度であるため、それを分析することで米国の製造活動の増減を示す先行指標が得られる。

 

詳細は、www.amtonline.orgで確認できる。

 

 

 

 

 

 

 

 

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