米国製造技術協会(AMT)が発行する米国工作機械受注報告書で発表された2024年5月の工作機械受注額は、3億8,670万ドルとなった。新規工作機械受注額は、前月比で22%近く増加、前年同月比で6.5%増加した。2024年に入って初めて、受注額が前年同月を上回った。一方、2024年1月~5月の受注総額は18億ドルで、前年同期比で12.2%の減少となった。
製造業では、連邦準備制度理事会(FRB)の「Higher for Longer(より高く、より長く)」という金利戦略が終わるのをこれ以上待っていられない、という認識が広がり始めている。その結果、高金利が続く中でも、消費者や企業からの持続的な商品・機械需要に対応しようと、製造各社は設備購入を拡大し始めている。工作機械受注については、前述のように前年初頭と比較して軽い落ち込みが見られるものの、AMTと米国切削工具協会(USCTI)が共同で発行している「切削工具市場レポート」によると、2024年の切削工具の消費は記録的な水準を堅持している。このことは、工作機械への追加投資が伸び悩む中、生産水準が依然として高い状況を示している。同じ傾向は、FRBの鉱工業生産指数でも裏付けられている。
(-2に続く)
※原文記事を機械翻訳+人手校正(ポストエディット)にて作成しております。