アメリカ・メイクス、総額320万ドルのDelta Qualificationプロジェクト採択事業者を発表

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米国国防製造・機械工作センター(NCDMM)とアメリカ・メイクスは、320万ドル規模のDelta Qualificationプロジェクト関連公募事業である「AMプロセス認定・再認定効率化のための新手法の実証」の採択事業者を発表した。本事業は米空軍研究所(AFRL)が資金を拠出する。
 

短期間で設計の軽量化が可能になる付加製造(AM)は、米空軍(USAF)と民生製造業にとって画期的な可能性のある技術だ。しかし、その実現にはAM用の材料と装置の開発にしても、認定・再認定に必要な重要データ生成のための試験や分析にしても、時間とコストがかかることから、まだ十分に活用されていない。そのため、AMプロセスの機動性が妨げられている。AMプロセスは、厳格な品質・安全基準をすべて満足する状態が維持されていることを確認するため、時間と費用のかかる再認定を受けなければならず、技術の進歩やサプライチェーンの変化に機動的に対応することが難しいのだ。
 

今回採択されたDelta Qualificationの事業者らは、このような課題を克服するため、認定済みAMプロセスが重要プロセスや後処理、材料供給変動に迅速かつ妥当な費用で対応できる柔軟性を備えられるようにすること、そして統計解析を通じて認定済みAM材料を効率的に検証できるようにすることを目指す。
 

アメリカ・メイクスのテクノロジー・ディレクターであるブランドン・リビック博士は、次のように述べている。

「この公募事業の採択事業者を正式に発表できることを嬉しく思う。当組織の会員とその協力パートナーには、大胆な課題解決策を見出す力があり、いつも感銘を受けている。このような最先端の業界リーダー、研究者、開発者の皆さんこそが、AM技術を変革し、製造業の未来として前進させている。認定・再認定に関する課題はこの革新的な産業の拡大を遅らせているが、彼らならこうした課題を克服するための最適解を考案してくれると確信している」
 

各事業は2025年9月に完了予定で、データはアメリカ・メイクス会員に公開される。さらに、事業の実施段階では、採択事業者がTRX(Technical Review & Exchange)をはじめとする業界イベントでも報告を行う。
 

詳細は、https://www.americamakes.us/で確認できる。

 

 

 

 

 

※原文記事を機械翻訳+人手校正(ポストエディット)にて作成しております。