ChatGPTを使った校正手順の記述
ChatGPTは、OpenAIのウェブサイトのほか、Google PlayやApp Storeで携帯電話にダウンロードして無料で利用できる。現在利用できるモデルは、GPT-3.5とGPT-4の2種類で、後者は最新版で性能が高く、有料プランでのみ利用可能だ。一般的に、GPT-4の方が詳細な回答を得られるが、どちらのモデルでも校正手順の叩き台を作成するには十分だろう。
校正手順とは、技術者が測定機器の動作精度を確認するために実施する詳細で段階的なプロセスを指す。ChatGPTを使用して校正手順を記述するには、校正する機器と使用する校正基準に関して詳細な情報を入力する必要がある。
そのための具体的なChatGPTの使い方を以下に示す。
1.機器と校正基準を定義する:まず、校正対象機器と校正基準に関して詳細な情報を入力する。必要な情報としては、機器のタイプ、メーカー情報、機種、使用目的、動作環境、準拠すべき計測基準などだ。ChatGPTはこの情報を基に、手順の原案を生成する。一般的に推奨されるやり方は、いったん入力内容を別の文書に下書きし、見直し、修正してからChatGPTの入力画面にコピー&ペーストすることだ。
2.手順の質を高める:ChatGPTから手順の原案が示されるが、おそらくそのままでは使用できない。ChatGPTに対して、各校正ステップについて具体的な質問をしたり、より詳しい情報を提供したりすることで、さらに質の高い回答を促そう。例えば、このように質問してみるといい。「このプロセスでは、どのような安全上の注意事項を考慮すべきですか」あるいは「校正のための段取りをもっと詳しく記述してください」など。
3.手順を見直し、検証する:手順の質を高める際には、その手順が正確かどうか、基準に準拠しているかどうかという観点から手順を見直すことが不可欠だ。この段階では、対象とする機器やプロセスに関する専門知識が必要となる場合がある。不備があれば指摘し、修正してから手順を完成させる。
4.対話を繰り返して改善する:ChatGPTに手順を記述させるには、対話を繰り返すことが必要になる点に留意してほしい。ChatGPTに与えるフィードバックや情報が多ければ多いほど、より正確で詳細な手順が生成される。大まかに始めてから徐々に焦点を絞り、ChatGPTが生成した文書が正確かどうか、一貫性があるかどうか、スタイルが適切かどうかを確認しよう。必要に応じ手順を編集し、書式とスタイルを整える。こうした改善の過程で使用した入力文は、別の手順を生成する際のひな型として活用できる。
(-3に続く)
※原文記事抜粋を機械翻訳+人手校正(ポストエディット)にて作成しております。