MS PowerPoint ノート編(その1)

原文ファイルのトリセツ

皆さま、こんにちは。ホンヤク社の成田です。

月が替わり、虫の音とともに秋の気配が感じられるようになりましたが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。

 

今回は、Microsoft PowerPointのノート機能をご紹介します。カウントのご紹介のときに、ノートのテキストのカウント方法についても少し触れましたが、本日はノート機能全般についてお話ししたいと思います。

 

プレゼンテーション資料作成を主な目的としているPowerPointでは、プレゼンター用のメモや台本的なテキストなどがオーディエンス側に見えないように、ノートとしてファイル内に書き込むことができます。PowerPointファイルを翻訳するときには、このノートも翻訳対象として依頼されることが多いです。

 

まずは基本的な使い方から。ノートとしてテキストを書き込みたいときには、ノートペイン(既定でスライドの下に表示されている枠のことです)に直接入力します。

※画面はMicrosoft 365のExcel(2023年9月現在)です。

 

 

ノートとして入力したテキストにも、太字やフォントの色などの文字装飾を施すことができます。ただし、このノートペインでの表示では、太字や下線などは再現されますが、それ以外の書式は再現されません。

 

 

特に、翻訳の仕事でノート部分も翻訳対象になっているときには、この書式情報が訳文でも維持されることが大事なため、詳細な書式情報が見えるようになっていないとミスが起こりかねません。

 

次回は、ノートの書式が表示されるようにする方法についてご紹介します。