州全域での法廷通訳不足を補うため、ウィスコンシン州の司法制度が養成プログラムへの参加を呼びかけている。2003年に始まったこのプログラムでは、60以上の言語の通訳を採用しているが、最近ではスペイン語やアラビア語の通訳も不足している。しかし、法廷通訳にはバイリンガルだというだけでなく固有のスキルが求められるため、養成が難しい。
また、法廷の外で弁護士が依頼人と話すときに利用できる通訳者がさらに少なく、裁判の準備にも困難が生じている。ビデオ通話や電話といったテクノロジーを利用して他州の通訳者に応援を頼んだり、就職説明会や大学の外国語学部などにも協力を求めてもいるが、少しでも興味があれば応募してほしいとプログラムのマネージャーは訴えている。