移住や海外出張、あるいは休暇を過ごすにも、新しい言語が使えたら便利だし楽しい 。だが、年を取るにつれ、新しい言語の習得は難しくなるのだろうか。
シドニー大学言語学部のAhmar Mahboob博士は、そんなことはないと否定する。大人は子どもよりも優れた認知能力を活かし、より短期間に言語を習得することも可能だと言う。大切なことは、モチベーションと達成目標についての理解であり、子どもの時とは違う戦略が必要だと唱える。
語学教育も変わってきており、デジタルの世界では有用なソフトウェアやアプリもどんどん改善されているが 、誰がどんな目的で使うのかを考える必要があると博士は言う。そして、もっとも大切なのは人と関わり、コミュニケーション力なのだ、と。