世界知的所有権機関(WIPO)が、特許文献向けに人工知能(AI)による翻訳ツール、WIPO Translateを開発した。
最先端のニューラル機械翻訳技術を使い、技術的に高度な特許文献を第2言語の一般的なスタイルや構文をできるだけ反映する形へと変換する。
この翻訳ソフトの技術は、国連食糧農業機関や国際電気通信連合、国際海事機関、国際貿易機構とも共有されている。
WIPO事務局長、Francis Gurry氏は「特許システムというのは技術を利用できるようにするためのもの。言語の違いがそれを妨げていたが、このツールによってもっと簡単に特許文献にアクセスできるようになるだろう」と述べている。