米国国防製造・機械工作センター(NCDMM)とアメリカ・メイクスは、国防次官室研究工学製造技術局(OSD (R&E))および米空軍研究所(AFRL)が資金提供する総額1,170万ドル規模の新たな特定公募事業を発表した。
事業名は「IMPACT(Improvements in Manufacturing Productivity via Additive Capabilities and Techno-Economic Analysis:付加製造能力と技術経済性分析による製造生産性の改善)」で、その目的は、付加製造(AM)技術で鋳造・鍛造製造の生産性と歩留まりが向上することを実証すること、金属粉末AMの技術経済性分析を実施すること、鋳造・鍛造用途のAM部品を製造することで部品調達ギャップを埋めることとされている。また、連続繊維強化複合材構造物をAMロボットで製造するための革新的ソリューションも募集している。
AMにより実現可能とされるリードタイムの短縮、マスカスタマイゼーション、省エネルギー、形状の複雑化、部品のオンデマンド製造などは、新規導入設備と既存設備のいずれ対してもメリットがあることから、AMは米国の製造現場で高い関心を集めている。アメリカ・メイクスのテクノロジー・ディレクターであるブランドン・リビック博士は、このように述べている。「この事業は、鋳造と鍛造のサプライチェーンを含め、わが国のサプライチェーンの幅広い分野のニーズに対応するものだ。AM技術の拡大へ向け、長期にわたる戦略的投資ができることを心から楽しみにしている」
アメリカ・メイクスでは、防衛や商業分野のニーズを満たすため、革新的でコスト効率やエネルギー効率に優れたAM技術と3Dプリント(3DP)技術の開発・導入を加速するための取り組みを進めている。今回の公募への提案は、事業開始時点で技術成熟度(TRL)4~7および製造技術成熟度(MRL)4~7に該当することが求められる。
提案依頼書(RFP)には、テーマとして10の領域が提示されている。予定されている選定件数と最大助成額は、テーマ領域により異なる。
主提案者は以下の期限までにアメリカ・メイクスと加盟契約を締結し、履行しなければならない。
– テーマ1~8:6月14日(水)
– テーマ9~10:6月23日(金)
応募締め切り
– テーマ1~8:6月28日(水)午後5時(米東部時間)
– テーマ9~10:7月7日(金)午後5時(米東部時間)
選定結果の発表予定
– テーマ1~8:7月21日(金)
– テーマ9~10:8月4日(金)
詳しい内容や応募要領は、下記サイトで確認できる。
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