ケニアのリフトバレー州に住むYaaku族の数は現在わずか約4000人で、その内民族言語Yakunte語を流暢に話すのは、7人のみである。
Yakunte語を話す人の数が年々減少していることを受け、保護するためのあらゆる努力がなされている。例えば、2003年にはYaaku族の文化保護を目的としたYaaku People Associationが設立され、翌年にはYakunte語の話者たちとオランダ人研究者がYakunte語の辞書を作成した。最近のBBCのリポートによると、French Cultural Groupが支援した地元学校では、若いYaaku族向けの言語クラスが月に2回開講されている。
今日、Yaaku族はマサイ族に属するとされることもあり、ケニアの民族グループとして正式には認められていない。ユネスコはYakunte語を消滅の危機に瀕した言語に分類している。