あらゆる情報にクリックひとつでアクセスできるこの時代、翻訳すべきではないというものはあるだろうか。 もし時間と予算に制限さえなければ、ビジネスに関する情報はできるだけ多くの言語に翻訳することが望ましいのはもちろんだが、あえて翻訳しないという選択をすることもある。
例えば、だじゃれやジョークなど、直訳したのでは真意が伝わらないことがよくある。そういった場合、翻訳者は別のだじゃれを考えたり、無関係だが似た味わいを生むジョークをひねり出したりする。あるいは、原語をそのまま残して使うことで独特の本物らしさを演出する場合もある。
原語のまま残すかどうかの決め手となるのはなにか。読み手が理解できるか、前例があるか、翻訳することでデメリットがあるか、といったところだろうか。