イギリスの大聖堂で甦るラテン語

世界翻訳ニュース

「完全に消滅した言語」だと思われていたラテン語だが、近年、英国の歴史ある大聖堂でラテン語のクラスが行われており、思いがけない人気を博している。

今年は、少なくとも6カ所の大聖堂でラテン語の短期コースが開催される。参加者の年齢は12歳から80歳を超える人までと幅広い。

セント・オールバンズ大聖堂では、2年以上前から行ってきた短期コースや勉強会が成功を収めていることから、今年は2週間のラテン語・新約聖書ギリシャ語夏期コースの開催を予定している。以前開催された夜間のクラスには、⒓歳の参加者や英語を母語としない人々も含まれていた。また、グロスター大聖堂では、来月から週末コースの開催を予定している。こちらの参加者も、老若男女幅広い。

大聖堂のミサでラテン語の言葉を耳にすることや、墓標に刻まれた碑文を読みたいと思ったこと等が、人々のラテン語への興味のきっかけとして挙げられるようだ。