翻訳者の目の前にあるのは、スキャンされたPDFや手書きの文章が多く部分的に繰り返しも多い大量の専門書類。さて、どうやって翻訳するだろうか。
翻訳会社を設立し、自身も翻訳者であるRiccardo Schiaffino氏は、CAT(コンピュータ支援翻訳)ツールを使用することのメリットや、CATツールが使えない場合の別の効率的な翻訳方法について自身のブログで紹介している。
記事の中で同氏は、CATツールを使用するのはあくまで個人の選択としながらも、CATツールによる効率化の恩恵は、驚くほどだと指摘する。一方、CATツールの使用に向かない「昔ながらの」原文ファイルについても、四半世紀前の「原始的な」翻訳方法に戻る前にいくつか方法があるとし、スクリプトプログラムのAutoHotkeyや、スキャンされたPDFを文字認識するNitro Proなど同氏お勧めの外部ソフトや、Xbenchを使用して翻訳メモリと用語集を活かす方法などについて紹介している。