現在、ラコタ語を話す人の数は、2005年の約6000人から約2000人までに減少している。消滅の危機に直面する中で、ある組織がラコタ語を存続させるための取り組みを行っている。
Lakota Language Consortiumは、今年で10回目となるラコタ語存続のためのプログラム、Lakota Summer Instituteを、6月6日から24日まで米ノースダコタ州で開催する。開始当初は18人であった参加者は、現在では毎年100人を上回るという。
同組織の言語ディレクターを務めるJan Ullrich氏は、このプログラムでは、教師の訓練だけでなく、ラコタ語を学ぶ人々に、学ぶことに積極的になれる方法や、独学方を教えるクラスも提供していると言う。また、ラコタ語の詩や歌、ダンス、ドラマなどを授業に組み入れていることも、プログラム参加者が増加している理由の一つであると、同プログラムで教えているNacole Walker氏は述べる。