初めて触れた言語は、その後の別言語の習得に影響する

世界翻訳ニュース

たとえ現在は話していなくても幼少期にほんの短期間でも耳にした言語は、別の言語を習得するときに、脳がその音をどう処理するかという点で影響するという研究結果が、自然科学系サイトNature Communicationsに掲載された。

この研究は、カナダのマギル大学とモントリオール神経学研究所の研究者が行ったもので、言語を習得する際に脳細胞がどう配線されるかだけではなく、別の言語環境に置かれたときにその配線がどう変化し適応していくのかも示しているという。

今回の発見は、脳の可塑性の機能方法を理解する上で重要であるだけでなく、さまざまな言語的背景を持つ学習者向け教育実践法を生み出すための重要情報である可能性があるそうだ。