成田国際空港は、メガホン型翻訳機「メガホンヤク」を試験的に導入すると発表した。メガホンヤクを使って日本語でアナウンスすると、その内容を自動的に英語、中国語、韓国語に翻訳し大音量で繰り返す。ただし、その翻訳能力はスマートフォンのアプリとほぼ同等なため、専門的な空港用語をどの程度扱うことができるかは現時点ではやや心もとないようである。
まるでドラえもんがポケットから取り出す道具のようなメガホンヤクであるが、開発したのはパナソニック社で、2014年の自然災害の際に、寝袋と水を外国人旅行者に配布した空港スタッフがコミュニケーションを取るのに苦労したことが開発のきっかけになったという。