翻訳賞受賞者が語る翻訳の難しさ

世界翻訳ニュース

第13回韓国文学翻訳賞と、第14回韓国文学翻訳賞新人賞の受賞者たちが水曜日、授賞式前に集い、韓国文学を他の言語に翻訳することの難しさについて語った。

「方言にはいつも苦労します。そのまま訳すとおかしいので、方言の部分は無視せざるを得ない時もあります」と言うのは、金英夏の『私は私を破壊する権利がある』をイタリア語に訳したAndrea de Benedittis氏。10年にわたり韓国の小説をイタリア語に訳しているベテラン翻訳家だ。「韓国文化に関わる内容を正しく伝えるためには、歴史的な背景から説明したいのですが、出版社はなかなか注釈を付けさせてくれない。原書のトーンを変えずに訳すのはとても難しいです」という。

他には、韓国文学をフランス語やベトナム語に訳した翻訳者たちが受賞した。