ガリバー旅行記の「ちんぷんかんぷん」な言語は古代ヘブライ語に由来?

世界翻訳ニュース

約300年前に出版されたガリバー旅行記に登場する「ちんぷんかんぷん」な言語は、古代ヘブライ語に由来しているという研究結果を、米ヒューストン大学英文学教授のIrving Rothman氏が発表した。

ガリバー旅行記に登場する「ちんぷんかんぷん」な言語については、長年にわたり学者による研究が行われてきたが、その言語構造はこれまで読み解かれておらず、同小説の作者であるJonathan Swift氏が、わざと言語としては全く意味を持たせず「ちんぷんかんぷん」になるよう創作したものとされていた。

今回の発見は、Rothman氏が同小説に登場する巨人の国ブロブディンナグで使われているアルファベットを研究していたときに、それが、ヘブライ語と同じ22文字で構成されていることに気づいたことがきっかけであるという。