海外旅行先で言葉が分からず、途方に暮れているのは「アメリカ人」。そんなステレオタイプが本当かどうかはともかく、実際アメリカでは、学校で生徒に外国語を学ばせることを国として特に義務付けてはいない。
逆にヨーロッパでは20以上の国で、学校での外国語の授業を義務付けている上、学ぶ外国語は複数にわたる。一般的には13歳より前に外国語の学習を始めるそうで、2012 年のEU統計局の報告書によると、ほとんどの国で6歳から9歳の間に義務教育として外国語の授業を開始するという。例外もあり、例えばドイツでは3歳から学び始めることもあるが、イギリスでは11歳から始めるという。