国立国語研究所の調査によると、標準語と方言を使い分けることができる日本人が増えているという。
他の方言の影響を受けにくい地域と言われている山形県鶴岡市の市民を対象に、1950年に開始したこの調査は、1971年、1991年と20年毎に実施され、最新の調査は2011年、800人を対象に行われた。
調査では、ネコの写真を見せて「これは何か」と尋ねたところ、標準語で答えた人が1950年は63%だったのに対し、最新の調査では97%だった。次に「方言らしく発音して」と依頼したところ、88%が正しい方言で答えることができたという。