フランスのハリー・ポッターと称されるオクサ・ポロックの翻訳者、Sue Roseが、The GuardianのChildren’s booksのコーナーで、翻訳の極意について語っている。その一部は以下の通り。
オクサ・ポロックを英語圏のティーンに紹介するという仕事に、大きな喜びとやりがいを感じました。驚くべき魔法の力を持ったフランス人の女の子が主人公です。翻訳者とは、言うならばハリー・ポッターの「透明マント」をまとっているようなもの。読者にその存在を知られてはならないのです。
「透明」でいる努力をしながらも、翻訳作業はまるで長い障害物競走を走っているようなものです。最初の障害物は登場人物の名前です。オクサの世界に登場する魅力的なキャラクターの名前はフランス語で、英語圏の人には分かりにくいジョークなどが含まれているからです。