カメルーンでは、今年で15回目を迎えた国際母語デーである2月21日に「母語を使った包括的教育-母語は必須ツール」というテーマのもと、さまざまな祝祭イベントが行われた。
当日はカメルーン全土で児童による寸劇や伝統舞踊、詩の朗読などが行われた。首都ヤウンデで開催されたイベントでは、基礎教育省のBenoit Ndong Soumhet大臣が、政府は小学校で公用語のフランス語・英語に加えて母語を教える教員を訓練していることを示唆するスピーチを行った。
カメルーンでは現在までに、Ewondo、Fulfude、BassaおよびGhomalaの4つの母語が小学校のカリキュラムに組み込まれることが決定している。この活動を行っているのは非政府組織ELAN-Afriqueで、基礎教育省の外部パートナーであるフランス語圏基礎教育省、ユネスコ、および国際SILのカメルーン支部SIL-Cameroonと密接に連携しながら活動を行っている。