英国の週刊紙「The Economist」が、特派員によるコーナー「Prospero」に、英語の劣化について述べた記事をオンライン掲載している。冒頭の要旨は下記の通り。
英語という言語の劣化は今に始まったことではない。14世紀の作家、W. ラングランドですら「最近の子供は詩も書けないし、まともな手紙も書けない」と嘆いていたそうである。これほどの長い歴史を考えれば、「英語の終末は近い」という意見にはうんざりさせられる部分もあるが、そこから学べるのは、言語は不変ではないということである。変わるのは、言語そのものとその変化に対する懸念である。英国からの入植者の英語が今も残るアイルランドでは、英国から離れているが故に「英語が新しい影響を受けていない」ということで賞賛する人もいる。