カナダのケベック州で看護師試験を英語で受験した学生たちの悲痛な訴えを受け、Quebec Order of Nursesは試験の英語版の作成方法を見直す方針だ。完成前に別の翻訳者が英語版の試験内容を検証し、不適切な箇所がないかチェックを行う。今年3月からは新しい方法で作成された試験が実施される。
昨年9月にケベック州で行われた看護師の地方試験では、フランス語から翻訳された英語の試験内容の翻訳が不十分だったために不利になったと、多くの看護学生が訴えていた。
試験の翻訳方法についての変更を求める嘆願書を作り、400人の署名を集めた学生は「今後について変革を起こせたことは嬉しい」と語るが、9月の試験に落ちてしまった学生への直接的な救済措置は取られておらず、対応には依然として課題が残るようだ。