チベット自治区で使用され、1300年を超える歴史を持つチベット語。この言語を標準化して、チベットの近代化や文化的な成長を促す動きが専門家の間で起こっている。
2002年から新しい言葉やフレーズを少しずつ導入してきたチベット語に、2014年、約1500の中国語の言葉やフレーズが翻訳されて加わった。中には、中国語でスピード婚を意味する「閃電(稲光)結婚」といったオンライン用語や、「ニューノーマル」「シルクロード経済ベルト」などの経済・政治用語も含まれる。現在までに、少なくとも69000の用語が翻訳され、導入された。
また、コンピューターやインターネットに対応するため、チベット語のデジタル化も必須事項として進められている。