モロッコの第2言語がフランス語から英語へ?

世界翻訳ニュース

モロッコのニュースサイトMorocco World Newsは、11月にセネガルで開催された、フランス語圏の国が参加するフランコフォニー・サミットに同国の外務大臣が参加していることに関連し、第2言語をフランス語から英語に変えるべきであるという、Majid Morceli氏の意見記事を掲載した。

多くのアフリカ諸国がフランスから独立したときには、フランス語をやむなく使い続けるほかになかったが、それは50~60年も前の話である。同氏は、モロッコは、フランス語を第2言語にし続けることで、発展のチャンスを逃していることを指摘する。フランス語圏の国が参加するフランコフォニー・サミットの主要ミッションはフランス語の振興であり、モロッコには何も利益がない点や、英語を話す投資家は英語が話されている国への投資をより好む点、海外での研究や仕事を望んでいるモロッコ人にはフランス以外の国でもチャンスが与えられるべきである点などを挙げ、モロッコの政策決定者は、次世代のモロッコ人のことを第一に考え、英語を第2言語にすべきである、と提言している。