【マネジメント】 継続的改善はなぜ重要なのか -5

品証・品管ニュース

専門家によると、継続的改善プログラムに対する考え方は時代とともに変化してきたという。
 
スミス氏(ジム・スミス品質研究所社長)は、従業員の価値観や意見を尊重する傾向が強まったと指摘する。
 
「個人的観点から言わせてもらうと、私は以前、フォーチュン50の企業に勤務していた。 入社した1960年代半ばは、独裁的な経営手法が主流で、『言われたことを、言われたときにやれ』という感じだった」とスミス氏は振り返る。
 
しかし、従業員が高学歴化し、キャリアの選択肢が広がるにつれ、この状況は変わっていった。
 
「1970年代半ばになると、生き残りをかけた企業は、経営者の姿勢を時代に合わせて変えていかなければならないと悟った」と言う。
 
新型コロナウイルスも行動変容を促した、とペイファー氏(アメリカ品質学会(ASQ)理事)は指摘する。品質管理担当者に求められるのは、まず気付くこと、そして社内組織を指導しながら問題の適切な明確化と分析、対策の検討と実行を促すことだ。「『シックスシグマ』や『リーン』といったテーマを掲げなくても、プロジェクトや継続的改善活動では最適なツールを使うことが受け入れられやすくなってきたようだ」と言う。
 
皆が口にする言葉は、「なぜ継続的改善をしなければならないのか」から「どうすれば継続的改善をできるだけ迅速かつ効率的に実行できるか」に変わってきたと、ミデンス氏(ショップロジックス社社長)は言う。また、工学系や経営系のカリキュラムで継続的改善が扱われるようになった点を挙げ、教育によるところも大きいと指摘した。

 

 

 

 

 

(-6に続く)

 

 

※原文記事を機械翻訳+人手校正(ポストエディット)にて作成しております。