外国語を身につけると旅行に便利なだけでなく、意外なところで役に立つかもしれない。
ワシントン大学の研究者チームによると、バイリンガルの人はそうでない人に比べて、より速くタスクをこなせることがわかった。見慣れた問題では差がないが、新しい問題ではバイリンガルが僅かながら速く解ける。
fMRI(機能的磁気共鳴画像)で脳をスキャンしながら計算問題を解いたところ、バイリンガルの人が新しい問題に取り組むときには、運動系や行動選択に関わる大脳基底核という部分がより活発に動いた。論理的思考と問題解決に関する認知過程のネットワークが優れていて、新しい状況に素早く適応できるようだ。
大人になってからでも遅くはない。外国語を学ぶことは脳トレになる。