米国機械学会(ASME)は、気候変動への対応を加速するため「持続可能性委員会」の設立を発表した。メンバーは、様々な産業分野や研究分野出身、あるいは政策経験のある専門家11名で、ASME理事会が任命した。同委員会は、ASMEの持続可能性戦略が、エビデンスに基づき、適切なリーダーシップに支えられた強固なものであることを確認する責任を負う。
ASME専務理事兼CEOのトム・コスタビル氏は「専門家からなるこの委員会の支援を受け、ASMEの気候変動戦略が政策、技術と革新、人材に関する取り組みを通じ、気候変動に効果的に働きかけられるようにする」と述べている。さらに「彼らの協力に感謝している。我々は、エンジニアリングを通じて人類を発展させたいという彼らの情熱と、気候変動対策で総力を結集するためにもっとできることがあるはずだという信念を共有している」とも言う。
同委員会の役割には、成果の報告と評価のための枠組みを開発すること、ASMEの各部門やボランティアリーダーと連携しつつそうした関係者の能力を向上させること、持続可能性戦略に関する意見や数字の裏付けのある提言をASME理事会に提出すること、外部ステークホルダーとの関係を支持・構築しASMEの気候変動戦略を推進することなどが含まれる。「これらは、社会の気候変動目標と国連の持続可能な開発目標を支援するASMEの活動の維持・強化につながる。特に後者の目標については、その採択以来ASMEでも取り組んできた」とコスタビル氏は言う。
ASMEの持続可能性委員会を率いるのは、プラット・アンド・ホイットニー社の持続可能な推進技術担当シニアフェローでコロンビア大学の機械工学教授であるショーン・ブラッドショー委員長と、サンゴバン社で持続可能性マーケティングマネージャーを務めるティモ・マルケス副委員長だ。
米国を拠点とするブラッドショー氏の活動の中心は、航空機産業のカーボンフットプリント削減を可能にする先進的な航空機推進技術の開発だ。ガスタービン協会の前会長であり、現在はASMEガスタービン技術グループのメンバーおよび「ASME Journal of Engineering for Gas Turbines and Power」の共同編集者を務める。
一方、フランスを拠点とするマルケス氏の専門は、建築環境において持続可能性のための取り組みを定義、開発、実施することだ。ASME技術・社会部門の元委員長であり、現在はASMEのE4C(Engineering for Change)イノベーション運営委員会のメンバーでもある。
詳細は、https://www.asme.org/about-asme/climate-changeおよびhttps://www.asme.org/about-asme/climate-change/committee-on-sustainabilityで確認できる。
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