ユピック語が主に話されるアラスカ州ユーコン・カスコクイム・デルタで、アラスカ州裁判所制度における初の公式ユピック語通訳者が誕生した。Crystal Garrison氏は、米国における初の公式ユピック語通訳者でもある。
Garrison氏がユピック語の法廷通訳になったのは、過去15年間勤務してきたアラスカ州裁判所で、ユピック語しか話せない被告人が、希望する結果を得るために必要となる表現や人とのコミュニケーションができていないのを目の当たりにしたからだという。
Garrison氏は、10歳のときに家族とともにアンカレッジへ引っ越し、完全に英語環境の学校へ通い始めるまで、ほとんどユピック語を話して過ごしていた。現在ユピック語を話す人は、同デルタに約10000人いるそうだ。