フォルクスワーゲン社は2016年12月、社内公用語をドイツ語から英語に変更すると発表した。
フォルクスワーゲン社の社内公用語の変更は、同社が単なるドイツ企業とは言えない状況である点で理にかなっている。同社は現在、フランス、英国、イタリア、チェコ共和国、スペインおよびスウェーデンの自動車メーカーの株を保有している上、製造拠点はさらに広い範囲に及んでいるからだ。こうした様々な国々から社員が集まる会合ではすでに英語が使用されており、今回の変更は実用的観点から見て妥当な決定だろう。
大手自動車メーカーの中で社内公用語を英語に変更すると発表しているのは、フォルクスワーゲン社だけではない。ホンダ社は、2020年までに社内公用語を日本語から英語へ移行すると、2015年に発表している。