フリーランスは、顧客や見込み客から翻訳の料金や納期を聞かれる機会も多い。どのように答えるのが最良か、自身も翻訳者であるCorinne McKay氏は以下のように提案している。
電話であれば、相手の希望の詳細を聞くこともできるが、厚かましくならないようにしたい。単に価格と納期のみを知らせるのもよいが、そうすると顧客はその内容だけを比較し、他の翻訳者を選ぶ場合もある。そういったことを回避するため、納期は「作業開始から何営業日後」という伝え方にする。あるいは分量を聞いたうえで、通常の場合の納期と料金、急ぎの場合の納期と料金、というように幅を持たせるのもよい。
交渉の余地を与えることも有効だ。あまりに相手の予算をオーバーするようであれば、相談に応じる旨を伝え、納期の延長を交渉したり、「ここまでならできる」といった交渉も可能だ。