米テキサスA&M大学の研究者らが、聴覚障害者に声をもたらす新しいウェアラブル技術を開発した。
このウェアラブル技術を用いて作られた新しい装置は、手の動きと手首の筋肉からくるEMG(筋肉や神経細胞の状態を評価する電気診断医療技術)シグナルを認識する感知システムを利用して、手話を音声に変換する。
この装置は、聴覚障害者と手話を知らない人との間の言葉の壁を取り払うのに効果を発揮する。さらに特筆すべきは、将来的には、人間の身体的動きをコンピューターインターフェースに統合することにより、マウスやキーボード、タッチバッドの必要性をなくすことを研究者らが目指しているということだ。
世界ろう連盟の報告によると、世界中で7000万人以上の聴覚障害者が手話を第一言語として使用している。