フリーのメディア制作者、Nina Porzucki氏が、Public Radio International(PRI)で、歌手が歌うときの発音について記事にまとめている。冒頭を以下に紹介する。
アデル、サム・スミス、ローリング・ストーンズ…これらのアーティストには「歌うとき、自身の発音とは異なる発音を使う」という共通点があるのをご存じだろうか?
外国語を発音するとき、話すより歌うほうが簡単なのではないか?と常々考えてきたが、ミネソタ大学の社会言語学者Beeman教授がそれを裏付けてくれそうである。オペラ歌手でもある同教授は複数の言語で歌うが、その発音は話すときより歌うときのほうが良い。
「歌うときは母音が全てだ」というBeeman教授は、「言語とは本来、母音が子音で区切られているものだから、母音を制する者は発音を制する」と述べている。