ニューヨーク市管轄のホームレスサービス局(DHS)が、シェルターに住む聴覚障害を持つホームレスに手話通訳を提供することに合意し、市が聴覚障害者を差別しているとする2件の訴訟に終止符が打たれた。
これはGrace Ihetuさんとの調停に応じたもので、Graceさんは質問されたことが理解できなかったために単身の成人用シェルターに入れられ、3ヶ月も子どもたちと引き離されていたと訴えていた。
また、司法省も4才の娘に手話通訳をしてもらわなければならなかったRKという女性の代理としてDHSを訴えていた。
市の法務部広報担当は「弱者であるシェルター利用者が必要なサービスをきちんと受けられるようにしようとする、市と司法省の努力によってこの合意が成立しました」とコメントしている。