ドイツ出身のワシントン・ポスト紙のレポーター、Rick Noack氏が、同紙のホームページ上のコラムで、今後世界で主流になる言語について取り上げている。その一部を紹介する。

アメリカで最も使われている英語とスペイン語は、世界でも話者が多い。そのせいか、英語以外の言語を学ぶアメリカ人学生数は2009年～2013年までの4年間でおよそ10万人減少した。フランス語よりも経済学の授業のほうが役立つと考える学生は多いが、本当に外国語は不要なのだろうか？

世界では方言を含む中国語を母国語とする人口が最も多く、同じインド北部を源流とするヒンドゥー語とウルドゥー語がそれに続く。5億2700万人が母国語とする英語はその次で、トップの中国語の半分にも満たない。

将来、どの言語が有利になるかはアプローチのしかたで違ってくる。商業的に成功したければ経済成長著しい中国や中東の言語、1つの言葉で各国を旅行したいなら英語というところだろうか。まずはどんな目的で外国語を学ぶのかを見極める必要がある。