言語学者が行った研究結果によると、マレー半島の熱帯雨林に住む部族は、西洋人より匂いの認識に長けているという。
今回の研究結果は、言語学者のAsifa Majid氏が、マレー半島で使用されているAslian語の話者と英語話者との匂いに関する会話を研究した結果で、前者は後者に比べて、匂いに関する識別力と表現力においてはるかに長けていたという。
このような結果が出た理由は、英語を母語として話す人の多くが、脱工業化した、匂いが全て化学的に除去される西洋に住んでいるのに対し、Aslian語の話者は熱帯雨林に住んでいるからではないかと、同氏は推測している。