製品やアプリケーションのローカライズにあたり、仕向け地の言語テストにおいて大切なのは、訳語をネイティブスピーカー並みに「文法的」に、そして「文化的」に理解できていることである。
言語テストには2つのモデルがある。「テストケースによる言語テスト」は今まで多く行われてきた。しかし実際の製品を用いた環境を再現して行うこのテストは翻訳者の得意とするところではなく、また、時間も費用もかかるため、最近では「スクリーンショットによる言語テスト」が多く採用されている。翻訳者はスクリーンショットを比較しながらチェックを行えばよいので、経費も削減できる。
言語テストはほとんどの場合、いずれかのモデルを使用する。しかし、翻訳する言語数が20以上などに増えたときはどうだろうか? 作業量は膨大になり、1社だけでは所定の時間内に終わらせることができなくなるため、複数の委託先と連携して作業しなければならない状況がでてくるのではないだろうか。