カナダのケベック州で、看護師の地方試験を受けた一部の看護学生が、試験内容の翻訳が不十分なせいで不利になったと述べている。
試験はフランス語と英語で用意されており、3000人のうち470人が英語で受験したが、数名が「お粗末な文章のせいで質問の内容が理解できず、混乱した」と訴えた。
例えば、英語で「高齢の患者の前に『tray』を置くのは構わないか?」という質問に対して、「tray」を「カフェテリアのトレイ(お盆)」と考えた生徒がいたが、同じ質問でフランス語では「tablette」という単語が使われており、患者を椅子に縛り付けるために使う道具を意味していた。
その他にも、肝心な言葉が明らかに抜け落ちている質問文もあり、生徒たちを混乱させた。