米病院、中国人患者への医療講義を定期開催

世界翻訳ニュース

New York Hospital Queensは、地域医療イニシアティブプログラムの一貫として、中国語を母国語とする患者を対象とした医療講義を2014年から毎月開催している。同病院では、英語力に問題を抱えている患者が全体の30パーセントを占めており、こうした英語能力不足が近隣地域で問題となっている。

この講義に毎回出席している、同病院の近くに住むフィリピン系中国人のAnita Co氏は、2年前、意思の疎通が不十分なために起こった医師と患者間の口論解決を同病院のボランティアとして手伝ったと証言している。

Co氏の経験は、病院が、コミュニティにおける語学的・文化的ニーズに対応する中で現在直面している課題を示す一例ではあるが、こうした事例は特殊なケースではない。