皆さまこんにちは、株式会社ホンヤク社M.K.です。
弊社では、「翻訳したいが予算がない、時間もない」ときの選択肢の一つとしてMTPEサービスを提案しております。
MTPEとは、Machine Translation, Post Editの頭文字をとったもので、機械で翻訳した訳文を人が修正し、一定の品質にまで仕上げる作業を指しています。その「仕上げ」の精度によって価格と要する時間が変わりますが、ゼロから人が翻訳するよりも低価格、短期間で済むのがメリットです。
成果物が目指す品質レベルにより多少の違いはあるものの、PE作業では、誤訳がなく、原文と引き比べて情報に過不足がないものを目指します。ただし、人がゼロから翻訳するのに比べ文章にぎこちなさや読みにくさは残ります。この点をあらかじめご確認いただくため、お客様にはご発注を決めていただく前に、原文の一部を使ったMTPEサンプルをご提出し、その品質をご確認いただく工程を入れております(MTPEサンプル提出は無料です)。
私がコーディネータとして手掛けた最も大きいMTPE案件は、ある企業の社員向けアンケートの回答20万ワードの英文和訳です。複数のPE作業者を起用し、ご発注から約2週間でクライアントに納品ができました。同じ人数で「翻訳」をした場合は、翻訳だけで3週間超、そこに誤訳をしていないか等のチェック作業も加わりますので、納品まではさらに数日を要します。
「外向けの文章ではないので、読んで意味がわかればよい」「文章表現のうまい下手にはそこまでこだわらない」「その代わりとにかく早く」という、MTPEがぴったりの案件でした。
PE作業者は、弊社の登録翻訳者です。PE作業でも翻訳と同様に、専門分野を考慮し人選しております。専門知識を持った者が機械による翻訳物を手直ししてまいります。
弊社では、PE作業も行う翻訳者の数をこの数年で大幅に増やしてまいりました。今や、分野を問わずPE作業者を確保しており、お客様の幅広いご要望にお応えする体制を整えております。
また、MTPE前にPE作業者が用語集を作り、それを乗せたMT出力を行う、あるいはPE作業時にCATツール(TradosやMemsourceなどの翻訳支援ツール)を使うなどの方法でその用語集を漏れなく適用していく、といったプラスアルファの作業も可能です。
最近では機械翻訳(MT)エンジンを社内でお持ちのお客様も少なくありません。社内の業務効率化や経費削減に寄与しているものと想像いたしますが、ただ同時に「買ったはいいけれど使いこなせていない」「結局PEが必要で、その時間が取れない」といった声もよく耳にいたします。
たとえ同じMTエンジンを使っていても、翻訳会社ならではのMTPEサービスがあり、各ご要望を踏まえたご提案が可能です。
更に詳しいサービスのご案内はこちらまで。
ぜひ、お気軽にご相談くださいませ!