MS Word文章校正編(その2)

原文ファイルのトリセツ

皆さま、こんにちは。ホンヤク社の成田です。

街ではクリスマスソングが聞こえてくる今日この頃ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 

本日は、Microsoft Wordの文章校正機能ご紹介の第2回目です。

前回は、全体的および選択範囲の文章校正機能についてご紹介しましたが、今回は、自動のスペルチェックや文章校正機能についてお話しします。

 

この自動機能は既定でオンになっているので、皆さまもWordで作業する際に日常的に触れていらっしゃると思います。

たとえば、Wordの文書内に「Honyaku Corporation」と入力します。すると、

と、「Honyaku」の下に赤い波線が引かれます。これが、Wordの自動スペルチェック機能です。

赤線の付いた「Honyaku」にマウスポインターを合わせて右クリックをすると、

※画面はすべてMicrosoft 365のWord(2021年12月現在)です

というオプションが表示され、修正候補の単語が赤枠のように提示されます。この場合は、元の「Honyaku」が正しいので、画面内で赤矢印の付いた [すべて無視] を選択すると、その後は赤線が表示されなくなります。

 

また、固有名詞などで何度も赤線が出て煩わしさを感じるときには、Word内の辞書へ登録することも可能です。上記の場合では、オプション表示の際に [辞書に追加] をクリックすると「Honyaku」が登録され、その後は赤線が引かれなくなります。

 

赤線の他にも、文章校正機能をオンにしていると、青い二重線がよく見られます。これは、文法の誤りや統一されていない表現と思われるものに引かれますので、表示された際にはご注意ください。

 

いかがでしたでしょうか? Wordの自動の文章校正機能は、文章の入力中にリアルタイムで働くので、赤や青の線が出てきたら、注意して見るようにしましょう。

なお、文章校正機能のショートカットとして、「F7」キーが使えます。当社では、登録スタッフの方に、「ご納品前には『F7』キーを!」という呼び掛けを行い、ケアレスミスを減らす取り組みをしております。本ブログをご覧の方には翻訳の発注側の方もいらっしゃるかと思いますが、ご入稿前には「F7」キーを押すことで、誤訳の元になりかねない表記ミスやスペルミスを減らせますので、ぜひご活用ください。

 

次回は、変更履歴機能についてご紹介します。